2018年5月27日日曜日

まさし、父になる。

5月25日、午後2時。
澄み渡る青空の中、娘が誕生。

当初の出産予定日は1週間前の5月18日やったけど
目立った陣痛などの発作がなく、今回に至った。
出産前日に入院を決め、陣痛促進剤を使っての出産に臨んだ。
2~3回の促進剤で陣痛が起きるケースがやや多いそうなんやけど
最後の6回目を投与しても音沙汰なしの状態。
無痛分娩を強行してダメなら帝王切開に、と作戦を練ったけど
ドクターからは「無理だね」ということで帝王切開することに。

手術は1時間以内のあっという間に終わったけど
奥さんに聞くとなかなか苦戦したのだそう。
お腹を切った後になかなか出て来ない我が子を引っ張り出そうと
胸のあたりから押したり直接引っ張ったり四苦八苦。
後ほどドクターからは「あの頭の大きさだと通常出産はまず無理だった」と
何故か俺の顔を見て言った。微妙に笑っとった…ような。
「え?誰の顔がでかいって?」とツッコミを入れたくて仕方なかったが
赤ちゃんが「通常出産ではなく帝王切開じゃないと無理だよ」と
言ってくれとったということで無理矢理解釈することにした。

とにかく、初めて見る我が子は本当にただただ可愛い!
紛れもなく世界で一番可愛いと、夫婦の共通認識に。
でも本当はテニスボールをお尻に当ててグリグリしたり
水飲ませたり汗拭いたりして陣痛期を乗り越えて、
分娩室に移動した後は「頑張れー」とか「ヒッヒッフー」とか
ドラマで観るように「赤ちゃん出まーす!」で
ウワーッとお互い大泣きしながら赤ちゃんを迎えるイメージやった。
そんな激動を体感することなく元気な奥さんを見送って、あっという間に終わって
赤ちゃん登場という感じやったから実感がなかなか沸かんやったけど
術後で意識もうろう状態の奥さんを見て涙が出た。

真奈美と結婚して今年で丸6年。
自然妊娠が進まずに2年くらい経過して、
奥さんが婦人科に通いながら不妊治療をスタートするも約2年間くらいは変化なし。
ヤキモキした思いを晴らすように思い切って病院を変えて説明を聞いたら
体外受精か顕微授精で「妊娠できますよ」と力強く後押ししてもらった。
その後思い切って顕微授精を選択し、一発で妊娠。
時間もお金もたくさんかかったけど、
得られたものは何モノにも変えられないモノ。

産まれてきてくれてありがとう。
産んでくれてありがとう。
産むために協力してくれてありがとう。

そして産まれることを待っていてくれてありがとう。
父親としての実感はまだまだこれからなんやろうけど
賑やかな毎日が始まっていくことに胸躍る今日この頃。
自分にも血筋としてのバトンを渡すチャンスをもらって
何だか特別で…誇らしい…何とも言えない気持ちです。
この子がこれから選択する人生に常に最前線で承認していこう。

いやー、楽しみだ!
1ヶ月検診が終わるまでは依然独り暮らしやけん
休みの度に山口に行くんだろうなぁ。
こうしてブログをまとめよる今も家に帰らずに赤ちゃんの横におります。笑

3人体制になった三原家を今後とも宜しくお願い致します!