そう思わずにはいられない。
記憶が正しければ、Oil Shockの時はまだ産まれていない。
原油高で世界的に需要と供給のBalanceが崩れて
石油を使用した商品が著しく減るという話が広がり
食料やToilet Paperをはじめとする生活用品が
枯渇していたように思います。
その時は世界的な影響が強かったからそうなるのも否めないですが、
いまのこの時代はどうだろう。
確かに世界最大級の地震と津波が発生し、
交通マヒに続く余震が不安を掻き立てるものだと思う。
いま、電気や食料やガソリンがないと明日を生きられるか
余談を許さない状況になっているのは言うまでもない。
ただ、それは被災の中心となる東北地方に当てはまるものではないか。
地震の範囲は広く、千葉や東京にもなかなか経験の少ない大きさがきたが
生活を大きく変える程度のものであるかといえば、違う。
お皿が何枚も割れ、物が落下し、壁に亀裂が入った。
だが、様々の方と話を伺い、街を見渡しても危機的状況とは言い難い。
ここ3日、スーパーやコンビニから食料や生活用品が消え、
ガソリンが供給できなくなっている。
みちゆく人をみれば、何日間家に篭るつもりなんだろうかとおもうほど
ぎっしり積み込まれた袋や段ボールを抱えている。
この人々はいま必要な物を必要な分だけ購入しているのだろうか。
停電や断水となっている地域がある一方、
計画停電を待つ態勢にある地域もある。
日本はかつてのOil Shockに経験を繰り返さない。
冷静に考えれば、西側はほぼ被災をしていない
一部の国で津波被害は出ているが、世界的なものでもない。
ということは、いま商品をまとめて買い貯める必要はないのだ。
地域のお店で確保できる量はある程度決まっている。
それを自分達がよければ、という思いで買い貯める姿勢はどうだろう。
必要な時に必要な物が買えない状況があるのは問題だと思う。
いまの時代はものが揃う、情報を得られるのだ。
であれば、必要以上の物を買いためることなく、
情報をきちんと得て、では次はどう動くべきなのか、どう考えるべきなのかを
一人一人が冷静に判断できれば、より多くの必要とする人たちに
必要な時にものが届くはずなのだ。
ぜひ冷静な判断をしてもらいたい。
そして助け合う気持ちを忘れないでほしい。
人は不安を抱えやすいから。